映像の日

※長い間お楽しみいただきました「映像の日」は、諸般の事情により2016年2月の上映をもちまして終了させていただくことになりました。

ACACでは、「映像の日」と題し、さまざまな映像作品の上映を行っております。館所有の映像資料の中から、普段は劇場でしかみることのないダンス公演、演奏会、また、ミニシアター系映画、日本未公開映画、名画などを中心としたプログラムを予定しています。

全プログラム入場無料/各回先着40名/創作棟講義室

2014年2月15日(土) 14:30-16:55

リトル・ブッダ

米国シアトルに住む9歳のジェシー・コンラッドは、典型的現代っ子。ある日、一家の前に4人のラマ僧が訪れる。彼らはブッダの魂を受け継ぐと言われた尊師ラマ・ドルジェが9年前に他界したこと、そしてジェシーこそ、その生まれ変わりであると告げた。そしてジェシーはほかの候補者と共に試練を受け、儀式に臨むためにブータンに赴かねばならないと両親に説く・・・。

2013年12月21日(土) 14:30-16:30

ボルベール〈帰郷〉

ある日突然、死んだはずの母が帰ってきた。衝撃的な秘密を胸に・・・。
15歳の娘と失業中の夫とマドリッドで暮らすライムンダ。ある日娘のパウラが義父を台所で刺殺してしまったのだ。娘を守るため夫の死体をなんとかしようとする彼女に、今度は最愛の叔母が亡くなったという知らせが届く。一方でライムンダは、故郷ラ・マンチャで数年前に火事で焼死したはずの母の姿を見た、という噂を耳にする。生き返ったのか、幽霊なのか。ついに彼女の前に現れた母には、もっと衝撃的な秘密があった。

2013年10月12日(土) 14:30-16:05

海の沈黙

第2次世界大戦中、ナチス・ドイツの占領下にあったフランスの小さな町。叔父と姪がふたり、つつましく暮らす1軒の家にドイツ軍の将校が寄宿することになった。ドイツの理想とフランスへの思いを毎夜のように語る将校。それに対してただ沈黙で応える祖父と孫。やがて将校の思いは、ナチスの容赦ない侵攻によって裏切られてゆく・・・。

2013年8月17日(土) 14:30-16:00

バビロンの陽光

2003年フセイン政権崩壊から3週間後、イラク北部クルド人地区に暮らす老いた母は、12歳の孫アーメッドを連れ、戦地から戻らない息子を捜す旅に出る。生後間もなかったため父親の顔さえ知らないアーメッドにとって、親子を繋ぐのは父親が残した縦笛だけだった。祖父とアーメッドはわずかな現金を持って、ヒッチハイクをしながらバスを乗り継ぎ、砂漠を旅していく。過酷なイラクの現状に押しつぶされそうになりながら、空中庭園の伝説で知られる古都バビロンを目指し、900キロの旅路を行く。

2013年6月15日(土) 14:30-16:10

バックビート

1960年、リヴァプール。天才的な絵の才能を持つスチュアート・サトクリフ(スチュ)は、同じ美術学校の親友ジョン・レノンのロックバンドにベーしストとして加入する。ジョン、スチュ、ポール、ジョージ、ピート・ベストの5人の”ビートルズ”は、ハンブルグへ演奏旅行に向かう。友人のアーティスト、クラウスに連れられて彼らのライブに行ったスチュは次第に彼女の知的な生活にひきつけられ、同時に音楽より恋人を優先する彼とほかのメンバーの溝は深まっていく・・・。

2013年4月20日(土) 14:30-16:25

撤退

フランスのアヴィニョン、父を亡くしたばかりのアナのもとに、父が用紙としてイスラエル人青年ウリが葬儀に参列するためにやってくる。久々の再会。遺産相続のために弁護士に会うと、そこでアナは20年前にイスラエルで出産後すぐに手放した娘が成長してガザ地区で暮らしていること、そして父が自分には告げずに娘への支援を続けていたという事実を知る。娘と会うことを決意したアナはウリとともにイスラエルに向かう・・・。