発見ツアー開催

2016.6.19.日曜日

6月19日(土)は発見ツアーを開催しました。

最初の30分は油絵の具独特の筆遣いを観察したり、タイトルとえがかれているものを見比べたりしながら作品を鑑賞しました。
それから一人3つ作品を選び、作品の中に見えるものを書き出してもらいました。

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その後一人ずつ発表して、どの作品のことか当てます。

さて、作品の中に何が見えたのか、、、少しご紹介しましょう。

・照れ屋の星
・大工さんが作った台

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正解は《Lesson 11》。

もう1つ。

・死
・濁った海
・鮫
・白鳥
・冷たい風
・泥
・暗い空
・船

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これは《渡河》。これは小学校5年生の娘さんが見たものです。死が見えるとはなかなかドキっとします。

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参加してくれたのは小学生の子供さんがいるご家族でしたが、家族それぞれ見えるものが違い、作品当てゲームも和気あいあいと楽しんでもらえたようです。

作品を鑑賞する時、私たちはどれ位の時間作品の前にいるでしょうか。
人間は目の前のものを見ているようで、実は見過ごしているものも沢山あります。
今回は、見えるものを言葉にしてみることでより「見る」ことに集中してもらえたら、という意図でおこなってみました。

O JUN展最後のギャラリーツアーは、7月2日(土)開催の「ファミリーツアー」です。
ファミリーツアーでは、展覧会だけではなく、ACACの施設全体を巡って見る、聴く、触るなど五感で体験するツアーです。
家族で楽しめるますので、ぜひご参加ください。

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O JUNワークショップ開催

2016.5.12.木曜日

5月7日(土)はO JUNさんのワークショップ「線!線!線!手製の鉛筆でひたすら線を描こう!」を開催しました。

当日は青森中央高校の生徒さんや筒井中学校の美術部のみなさんが参加してくださり、中高生、小学生、大学生、大人と、幅広い年代の方々との活動になりました。

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午前中は合金ペンを1人1本作りました。
O JUNさんかあらかじめ作っておいてくれた石膏型に鉛と錫を溶かして流しいれ、小さな合金ペンを作ります。

溶かすのは、これも O JUNさんが鉛と錫を溶かして作った大きな合金ペンです。

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石膏がまだ湿っていたため、流しいれた時に溶かした金属が盛大に跳ねるので流しいれるのは O JUNさんにお願いし、参加者のみなさんにはバーナーで溶かす作業をお願いしました。

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小さな合金ペン。

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午後は、自分の合金ペンを使ってギャラリーAの壁画《糞世界》にみんなで加筆しました。
《糞世界》はもともと展覧会オープン前とオープニングのライブドローイングにてO JUNさんが描いていたものですが、O JUNさんが描いたものの上に描いてもよし、キャラクターを描いてもよし、自由に手を動かして線を描きました。

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自由にとはいっても、合金ペンは普通の鉛筆と違って強くこすらないとなかなか線が描けません。
具体的な形を描く人もいれば、O JUNさんのパフォーマンスに刺激を受けたのか、壁にペンをたたきつけるように線を描いていく人も。
約1時間、たっぷり時間を取る間には、後ろ向きに描いてみたり、ジャンプしてみたり、ひたすら丸を描いてみたりと、手を動かすことや壁と合金ペンの摩擦の感触を楽しむような、「描く」という行為や運動を確かめるような活動になりました。

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O JUN展 「まんまんちゃん、あん」 アーティストトーク&ライブドローイング

2016.4.17.日曜日

昨日4月16日(土)から、O JUN展「まんまんちゃん、あん」が始まりました。

オープンニングイベントとして、ラウンジでアーティストトークが行われました。幼少期の絵画を通しての体験から現在への作風、影響を受けた展覧会の話など、興味深いお話で改めてO JUNさんの魅力に迫ることができました。

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その後はギャラリーへ移動して、いよいよライブドローイング。

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O JUNさん作品の手法のひとつである、鉛と錫を溶かして作った棒状の合金でギャラリーの壁に線が描かれていきました。滞在制作で描かれた作品ともまた異なった、力強い線がACACの長い壁に加えられました。

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5月7日(土)は、ワークショップ「線!線!線!手製の鉛筆でひたすら線を描こう!」では、作家と同じ手法で鉛筆を作り、ギャラリーの壁に参加者みんなでドローイングをしていきます。ワークショップに参加して、自らO JUN作品を体験することができます!申込は5月1日までです。

ギャラリーBでは、ヴィジョン・オブ・アオモリ vol.14「きみの世界と ぼくの世界と」も同時開催中です。両方の展覧会の共通点や違いも、お楽しみいただけるかもしれません。

 

 

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