SIDE CORE/EVERYDAY HOLIDAY SQUAD”under pressure”

2021年4月24日(土)ー6月27日(日)

SIDE CORE(サイドコア)による、EVERYDAY HOLIDAY SQUAD(エブリデイ・ホリデイ・スクワッド)の個展を開催します。SIDE COREは「風景にノイズを起こす」をテーマに、日本各地で展覧会やイベントを開催しているアートチームです。東京を拠点に、ストリートアートを切り口とした活動を展開しています。

SIDE COREとEVERYDAY HOLIDAY SQUADは本州北端・竜飛岬の強風に吹かれながら、青函トンネルに関するリサーチを行いました。トンネルの斜坑や24年に及んだ工事の土砂埋立地などを見学するなかで、彼/彼女たちが注目したのはトンネルの湧き水です。竜飛岬の先端では、1分間に約20トンもの水を海に放出し続けています。トンネルが実用化されてからも、ずっと大量の水を排出し続けている事実は、巨大な建造物を維持する為に、それ自体を環境の一部分として循環させ続けなければならないという課題を私たちに突きつけます。

今回は、まさにその「環境の循環」をキーワードに、アートセンターの巨大な建築に強風を吹き込む=換気をする展覧会を開催します。パンデミックの状況は、大きな圧力(プレッシャー)となって私たちに押しかかっています。彼/彼女たちのアプローチは、その状況を遊び心と共に眼差し、この時代のアートや展覧会という制度に風穴を開けるでしょう。

artists

SIDE CORE(サイドコア)

2012年より活動開始。メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志。ストリートカルチャーを切り口に様々なアートプロジェクトを展開している。「風景にノイズを起こす」をテーマに、都市や地域でのリサーチを土台としてアクションを伴った作品を制作。ギャラリーや美術館での展覧会開催の他に、壁画プロジェクトや街を探索する「ナイトウォーク」など野外空間での活動も展開。全てのプロジェクトは、公共空間における視点や思考を転換させ、表現や行動を拡張することを目的としている。近年参加した主な展覧会に「大京都芸術祭2020 in 京丹後」(2020、京都府)、「生きている東京展」(2020、ワタリウム美術館、東京)、「Out of Blueprints by Serpentine Galleries」(2020、NOWNESS, UK)など。

SIDE CORE, MoWA / BIEN、EVERDAY HOLIDAY SQUAD、リヴァ・クリストフ、森山泰地(2019、Reborn-Art Festival 2019、宮城)

SIDE CORE, Okinawa North-End Pop Uppers / STANG、security blanket、KINJO (2021、YAMBARU ART FESTIVAL、沖縄)

EVERYDAY HOLIDAY SQUAD(エブリデイ・ホリデイ・スクワッド)

2015 年度よりSIDE CORE と共に活動する匿名アーティストグループ。アーティスト、キュレーター、映像作家等が参加している。ストリートカルチャーの視点から都市空間やそこにあるルールに介入していく、遊び心溢れたアート作品を制作している。

EVERYDAY HOLIDAY SQUAD, rode work(2017、Reborn-Art Festival 2017、宮城)Photo Courtesy of: Reborn-Art Festival 2017、Photo: GOTO Shuji

EVERYDAY HOLIDAY SQUAD, cyclops at cape(2018-2019、京都Re:Search/大京都芸術祭2020 in 京丹後、京都)

主催|青森公立大学 国際芸術センター青森
協力|AIRS(アーティスト・イン・レジデンス・サポーターズ)、青森公立大学芸術サークルほか
特別協力|ポストコロナ・アーツ基金
助成|公益財団法人 三菱UFJ信託地域文化財団
後援|NHK青森放送局、青森テレビ、RAB青森放送、青森朝日放送、青森ケーブルテレビ、エフエム青森、青森文化放送、東奥日報社、陸奥新報社、デーリー東北新聞社