はかなさへの果敢さ

7月27日(土)-9月8日(日)10:00-18:00、会期中無休、無料

いつもそこにある自然や、都市の景色も刻一刻と移り変わっています。その移ろいやすさを前に、ただ見とれ、力の及ばなさを思い知ることもあるでしょうか。しかし、はかないと思うより早く、ひたすらに感知し続けることで、そこに見える新たなダイナミズムに気が付くはずです。
「はかなさ」という言葉には「果敢無さ」という字があてられます。挑戦する姿勢を表す「果敢」と、否定である「なさ」。ときに称賛される脆さや繊細さは、少しの変化によって諦めの様子にも取れます。この表裏一体な様子は、敏感さの重要性と人の怠惰を表しているようです。そうした惰性を抱えながら真摯な敏感さに向かうことほど「果敢な」姿勢はありません。
このプログラムを通して、アーティストが発見する「はかない」物事に対する「果敢さ」に寄り添います。彼らと共に果敢になれたなら、はかなさの中にも多様な可能性が見えてくるでしょう。

artists

三原聡一郎

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1980年東京生まれ。情報科学芸術大学院大学[IAMAS]修了。音、泡、放射線、虹、微生物、苔、気流、土そして電子などの物質や現象を扱う開かれたシステムが機能する場を作品として発表している。北極圏から熱帯雨林、軍事境界からバイオアートラボまで、これまでに計8カ国10箇所を渡り、人間を越えた他者との好奇心の共有を試みている。

個展
2016 「空白に満ちた世界」 京都芸術センター、京都
2015 「空白のプロジェクト#3コスモス」DEPO2015, ブルゼニ、チェコ
2013 「the world filled with blanks」クンストラウム・クロイツベルク/ベタニエン、ベルリン、ドイツ
「空白之界」関渡美術館、台北、台湾

近年の主なグループ展
2019 「Little Boy’s Luminous Legacies (new, clear, atomic narratives)」、lothringer13, ミュンヘン、ドイツ
2018 「新日本、観察者の影響」Solyanka State Gallery、モスクワ、ロシア
「Netaudio Festival 3 - Sharing Over Netizen Explosion」、ジョグジャ国立美術館、ジョグジャカルタ、インドネシア
2017 「PRIX ARS Cyberarts 2017」 OK現代美術センター、リンツ、オーストリア
「対馬アートファンタジア2017」対馬
2016 「第19回DOMANI・明日展 未来を担う美術家たち」国立新美術館、東京
「茨城県北芸術祭2016」、常陸太田市、茨城
「メディアシティ・ソウル」、ソウル市立美術館、韓国
2014 「札幌国際芸術祭2014」札幌芸術の森有島武郎旧邸、北海道
2012 「サウンドアート̶̶芸術の方法としての音」ZKM、カールスルーエ、ドイツ

キュレーション
2018 「空白より感得する」 瑞雲庵、京都

著書
『触楽入門』(仲谷正史、筧 康明、南澤孝太との共著)朝日出版社、2016

《鈴》 GM管、ガラス、モータ、マイクロチップ 2013 《鈴》
GM管、ガラス、モータ、マイクロチップ
2013

《   を超える為の余白》 エアーポンプ、電源制御回路、水、シャボン液、グリセリン、エタノール 2013 《   を超える為の余白》
エアーポンプ、電源制御回路、水、シャボン液、グリセリン、エタノール
2013

空白のプロジェクト#3 《コスモス》 2013- ミクストメディア・インスタレーション、サイズ可変  撮影:大島拓也 空白のプロジェクト#3 《コスモス》
ミクストメディア・インスタレーション、サイズ可変
2013-
撮影:大島拓也

Gianfranco FOSCHINO(ジャンフランコ・フォスキーノ)

Gianfranco Foschino 2011

1983年チリ、サンティアゴ生まれ。サンディアゴ芸術科学通信大学卒業。都市の中の日常的な空間や、人間の営みから断絶した風景を定点観測のように撮影し、微細な動きや変化を捉え、写真や映像で提示する。

近年の主な個展

2016 「位置(Locus)」Visual Art Museum、サンティアゴ、チリ
2015 「隠された物語(Hidden Stories)」Standtgalerie、ザールブリュッケン、ドイツ
「蝕、今ここ(Eclipse, here & now)」Christopher Grimes Gallery、サンタモニカ、カルフォルニア、USA


近年の主なグループ展・ビエンナーレ

2019 「予兆の輪郭」トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京、日本
2018 “Warum Kunst ?”, Ulm Museum & Kunsthalle Weishaupt、ウルム、ドイツ
2016 「不誠実(Impermanencia/ 13回クエンカ・ビエンナーレ」プマプンゴ博物館、クエンカ、エクアドル
2014          「不安定な風景(Unsettled Landscapes/ 9回サイト・サンタフェビエンナーレ」サイト・サンタフェ、ニューメキシコ、USA
  「モノリスの論客(Monolith Controversies/ 14回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」チリ館、アルセナーレ、イタリア
  「錯視(Ilusion Optica)」Modern Art Museum、メキシコシティ、メキシコ
2013 「南のパノラマ(Southern Panoramas / 18th Videobrasil SESC Pompéia」サンパウロ、ブラジル
2011          Between Forever And Never / 54回 ヴェネチア・ビエンナーレ」、ラテンアメリカ館(アルセナーレ)、イタリア「ビデオスフィア:新世代(Videosphere: A New Generation)」、Albright-Knox Art Gallery、ニューヨーク、USA.

ビデオスカルプチャー HDプロジェクション、12分(ループ)、コンクリート、クリスタル、リアプロジェクションフィルム、木、515 x 275 x 50 cm 2016 《水の目(OJOS DE AGUA)》
ビデオスカルプチャー
HDプロジェクション、12分(ループ)、コンクリート、クリスタル、リアプロジェクションフィルム、木、515 x 275 x 50 cm
2016

《精霊(ESPIRITU SANTO) #1》 暗室にプロジェクション、HD、6分(ループ)、カラー、サイレント 2013《精霊(ESPIRITU SANTO) #1 & #2》
暗室にプロジェクション、HD、5分・6分(ループ)、カラー、サイレント
2013

《火の土地(FIRELAND) #1》 ビデオインスタレーション、HD、10分(ループ)、カラー、サイレント 2015 《火の土地(FIRELAND) #1》
ビデオインスタレーション、HD、10分(ループ)、カラー、サイレント

Carlos NUNES(カルロス・ヌネス)

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1969年ブラジル、サンパウロ生まれ。アルマンド・アルヴァレス・ペンテアド財団(FAAP)にて制作を学ぶ。紙や日用品を用いて様々な現象を捉えながら、自己や事物の存在論的な問いへ、詩的にユーモアを交えて答えようとしている。

個展

2019        485ユーロ(485 euros)」Ciclon、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、スペイン
2017 「走光性(Fototaxia)」ラケル・アルノー・ギャラリー、サンパウロ、ブラジル
2016 「薄曇りのなか、物体の日々(Dias de objetos em luz nublada)」クアーズ・ギャラリー、ポルト、ポルトガル
「そしてもし、ものに欺かれたら(Y si las cosas nos mienten?)」ポンス+ロブレス・ギャラリー、マドリード、スペイン
2013 「作用の仕方(Modus operandi)」ラケル・アルノー・ギャラリー、サンパウロ、ブラジル
2011 「イエロー(Amarelo)」ライカ・スペース、サンパウロ、ブラジル
2010 「色の勝利、愛と音楽、不快なブルースについて(Triunfo das cores, amor e musica, sobre os maldosos azuis.)」イギリス文化センター、サンパウロ、ブラジル
2009 「おしまいまで(Ate o fim…)」パラナ州立現代美術館、クリチバ、ブラジル

近年の主なグループ展

2018 「行為と反応(Action and Reaction)」Casa do Brasil、マドリード、スペイン
2017 「コード(Code)」オスノヴァ・ギャラリー、モスクワ、ロシア
2016 「博物館の薄曇り(A luz nublada no museu)」ソアレス・ドス・レイス国立美術館、ポート、ポルトガル
2015 Ichiba Shoe」さいたま市プラザ・ノース、埼玉

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《走光性》 ビデオ、9分49秒 撮影: Alexandre Ermel 《走光性(fototaxia)》
ビデオ、9分49秒
撮影: Alexandre Ermel

《ろうそく(vela)》 壁にスライド写真 2016 撮影: Ding Musa 《ろうそく(vela)》
壁にスライド写真
2016
撮影: Ding Musa

主催:青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)
協力:Ateliê Fidalga(アトリエ・フィダルガ)、AIRS、青森公立大学芸術サークル
助成:平成31年度 文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業