カエテミル 

2016年10月22日(土)~12月11日(日)10:00~18:00 会期中無休・入場無料

ただ目の前に横たわる世界に対し、私たちはそこに「ある」秩序を発見したり、思考によって体系化した様々な枠組みや編集を加えたりしながら、その世界を理 解していきます。中にいると不動の体系のように見えるこれらの枠組みは、一方で時代により、地域により大きく変化していきます。さらに同じパラダイムの中 にいたとしても、小さな更新がしばしば人々の認識を新たにします。 芸術家の仕事はしばしば当たり前のように目の前にある事象を再編集したり、枠組みを再設定したり、あるいはもっとさりげなく視点を少し変えることで、こう した認識の小さな更新を促すきっかけともなるでしょう。またAIRにおいては、アーティストが生活の場から一時居を「カエテミル」ということ自体が、アー ティストの活動や制作、あるいは受け入れる地域の人々にとっての変化のきっかけになるかもしれません。2016年の秋のアーティスト・イン・レジデンス・ プログラムでは、様々な「カエテミル」をキーワードにプログラムを展開していきます。

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有川 滋男(ありかわ・しげお)

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1982年東京都生まれ、東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。映像、写真、音といった時間によって変化するメディアを用い、「見ること」を拡張することにより、認識の網目からすり抜けるイメージを捉え、鑑賞者に新たな視点を与えながらイメージを更新させていく作品を制作する。

近年の主な展覧会
2016年「Seeing, Not Seeing」(個展)Galerie Helder/デン・ハーグ、オランダ
2015年「ライクスアカデミー・オープン2015」ライクスアカデミー/アムステルダム、オランダ
2014年「ロッテルダム国際映画祭(短編部門ノミネート)/ロッテルダム、オランダ
2012年「恵比寿映像祭」東京都写真美術館/東京

《The Figure:PARTⅡ To Darkness》ビデオインスタレーション、2015年

《融解点》ビデオインスタレーション、2015年

鎌田 友介(かまた・ゆうすけ)

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1984年神奈川県生まれ、東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。戦争とエネルギー産業の関連や、日本の近代史、建築史を通じたリサーチを行い、建築や歴史が内在する歪みを作品によって顕在化させる。

近年の主な展覧会
2016年「クレアボヤンス」東京都美術館/東京
2014年「D Construction Atlas」(個展)京都芸術センター/京都
2013年「クリテリオム86 D Structure Atlas」(個展)水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室/茨城
2012年「Dimension Distortion Destruction」(個展)資生堂ギャラリー/東京

《D Structure Atlas》水戸芸術館での展示、2013年

《D Construction Atlas》京都芸術センターでの展示、2014年

リ・イェンファ

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台湾生まれ、北イリノイ大学大宇学院修了(MFA)。本の構造と人間の時間や記憶の蓄積に対する認識を重ね合わせ、ドローイングや彫刻を組み合わせたインスタレーションを制作する。人間の記憶の象徴としての黒い人物像は、帰るべき場所や愛あるいは欲望を探す象徴像としてしばしば登場し、空間に絵画インスタレーションとして展開される。

近年の主な展覧会
2014年「Here is home」(個展)Centro Cultural Gonzales Gallo/ハリスコ、メキシコ
2013年「Innovations & Re-creation」国立台湾美術館/台中、台湾
2013年「Returning」(個展)逢甲大学逢甲アートセンター/台中、台湾
2011年「Asian Variegations」チェルシー美術館/NY、USA

《between pages》2011年

《Penetrate》2014年

ジョナサン・シティフォン

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1983年フランス、ランス生まれ、ブールジュ国立美術学校修了(MA)。身体機能を高める装具から発想し、実際に身体に装着可能なロボットのような彫刻作品を制作する。木製で作られたこれらは現実には人間の動きを制限し、人類やテクノロジーの発展に対するアイロニカルな表現ともなる。

近年の主な展覧会
2016年「BESTIAIRE」(個展)Jesuit Chapel/カンブレー、フランス)
2015年「MÉTAMORPHOSE」Galerie François 1ER/オービニー=シュル=ネール、フランス
2015年「UTOPIE MÉCANIQUE」(個展)Le Luisant/ジェルミニー=レクサンプト、フランス
2014年「FINAL」旧大津酒造(アーティスト・イン・阿蘇2014)/熊本

《猿の王》2014年

《Sobek》2013年

レナータ・クルス

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1964年ブラジル、サンパウロ生まれ。1984年サンパウロ州立パウリスタ大学卒業。テキストとイメージの新たな関係を探るため、コラージュの手法により異なる時間、異なる空間を別の時空間へ接続させる作品を試みる。作品における文学性は日常と普遍を接続しうる要素として用いられ、しばしば展示場所の空間との対話により作品を展開する。

近年の主な展覧会
2016年「Dias uteis」Centro Brasileiro Britanico/サンパウロ、ブラジル
2016年「Abstracion Abstracao」Galeria Fernando Pradilla/マドリッド、スペイン
2015年「Sandra Cinto +Albano Afonso+Atelie Fidalga」FAL武蔵野美術大学/東京
2014年「Frestas-Trienal de Artes」Sorocaba/サンパウロ、ブラジル

《Área de soltura》インスタレーション、2016年

《Instabilidade no palácio》インスタレーション、2014年

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主催:青森公立大学国際芸術センター青森
助成:公益財団法人花王芸術・科学財団、平成28年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業
協力:Atelie Fidalga
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