普遍的な風景

2016年7月30日(土)~9月11日(日)10:00~18:00 会期中無休・入場無料

国際芸術センター青森 [ACAC]では、開館より芸術家の滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス(AIR)事業)を中心としたプログラムを行ってきました。その中で、現代のアーティストたちがそれぞれの地域特性に関心を寄せながらリサーチや作品制作に取り組む姿に多く接してきました。それは単に地域的差異を取り上げて物珍しがるのではなく、そうした特色を生み出した歴史や背景への理解を深めることで、普遍につながる価値を見出そうとする試みでもありました。
2016年の夏AIRでは、地域的特色に立脚しながらも、普遍的な眼差しをもつ作品を制作する千葉奈穂子と上村洋一の二人の日本人アーティストと、ドイツSchloss Ringenberg Derik-Baegert-Gesellschaft e.V.の協力のもと、2013年に始めたリサーチを推し進め、作品とするために再び青森で滞在制作を行うヨーグ・オベルグフェルの3人のアーティストを招へいします。アーティストは地域資源のリサーチを行いながら滞在制作、作品展示を行います。

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上村洋一 KAMIMURA Yoichi

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風景の知覚のバリエーションに関心を持ち、フィールドレコーディングによる音や作曲家の音や楽譜を素材にインスタレーションや平面作品を制作している。

1982 千葉県生まれ
2010 東京芸術大学大学院美術研究科修了

[個展]
2015 「grandmother, prologue」Space Wunderkammer, 東京
2011 「CRITERIUM82」水戸芸術館, 茨城

[主なグループ展]
2014「Identity X--fusion of memory, memory for the future」nichido contemporary art, 東京
2012「TRANS ARTS TOKYO」旧電気大学, 東京
2012「甑アートプロジェクト」甑島, 鹿児島
2011「G-Tokyo 2011」森アーツセンター, 東京

http://www.yoichikamimura.com/

[参考画像]

night-passage1-s《night passage》2011年、サウンドインスタレーション、水戸芸術館での展示、サイズ可変

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《grandmother, prologue》2015年、サウンドインスタレーション、サイズ可変

 

 

千葉奈穂子 CHIBA Naoko

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大学で絵画を学んだ後、写真古典技法の一つであるサイアノタイプを独学で習得し、日本の手漉き和紙にプリントする手法で作品を制作。岩手にある家族の家を生涯撮影するライフワーク作品「父の家」をはじめ、土地の歴史や風土を取材し、微かな記憶を定着させるようにサイアノタイプでプリントしている。また、東北に暮らす人々の思いや風土をつづる作品など、写真のほか立体、映像等を用いた作品を発表している。

1972 岩手県生まれ
1997 岩手大学大学院教育学研究科美術教育専修絵画専攻修了
1999 ICPA現代アート研究所(前橋)修了

主な個展
2013 「N.E.blood 21 Vol.46 千葉奈穂子展」リアス・アーク美術館、宮城
2011 「太陽がいっぱい!千葉奈穂子写真展」鶴岡アートフォーラム、山形

主なグループ展
2015 「ほくほく東北 アートでつなぐ、対話が芽吹く」はじまりの美術館、福島
2015 「精神の<北>へ ―Spirit of North― vol.4,vol.5」東京、福島
2012 「会津・漆の芸術祭2012―地の記憶・未来へ―」会津若松市内、福島
2011 「'70,'80年代生まれの美術家たち/いまIMAここで展」岩手県立美術館、岩手
2011 「Eclats de Photographie」アドリアン・メンティエン美術館、ブリ市、フランス
2007 「MOTアニュアル2007―等身大の約束―」東京都現代美術館、東京
2006 「VOCA展2006 現代美術の展望―新しい平面の作家たち―」上野の森美術館、東京

[参考画像]
01s《石と語る》和紙にサイアノタイププリント、55.5cm×55.5cm、2011年
©CHIBA Naoko

03s《1915年のよ志夫人、土沢で》「新しき原始のとき ―鉄人・萬鉄五郎へのオマージュ―」より、ピンホールカメラによる撮影、インクジェットプリント、2014年
©CHIBA Naoko

ヨーグ・オベルグフェル Jörg OBERGFELL

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自然、都市、個人、環境、建築物との関係性を参照しながら、都市環境の中から素材を見つけ、ユーモラスなオブジェや人工建造物に対する身体的な経験や反応を素材として作品制作を行う。今回は2013年にAIRプログラムに参加した際に始めた写真のプロジェクトを継続的に行うために再び青森で滞在制作を行う。

1976  シュヴァルツヴァルト、ドイツ生まれ
2006  アカデミー・オブ・ファインアーツ卒業(ニュルンヴェルグ、ドイツ)
2007  ゴールドスミス・カレッジ修了(ロンドン、イギリス)

主な個展
2016 「out on a limb, gradus & Jörg Oberfell」/ケルン、ドイツ
2013 「Towers and Trees」galleryem/ソウル、韓国
2011 「Tout est construit」CEAAC/ストラスブール、フランス

主なグループ展
2016 「Denn sie wissen was sie tun」NKV Aschaffenburg/ドイツ
2016 「The Pierot Studio」Display Gallery/ロンドン、UK
2015 「The Office」 (Art Pop for Pop Montreal)」/モントリオール、カナダ
2014 「Robo con Fractura」Local/サンティアゴ、チリ
2014 「The Ringenberg Biennale」/Ringenberg、ドイツ
2014 「The Pierot Project」Generation & Display/ロンドン、UK
2014 「Hagulane」Lovis Kabinett/Villingen-Schwenningen、ドイツ

[参考作品]
Jorg 5 (800x600)
《別の時代からのもの、この場所からのもの、そして親族からのもの》2013年
photo: YAMAMOTO Tadasu

still02 (640x360)
《ゼロから築く》2013年
©Jörg OBERGFELL

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主 催:青森公立大学国際芸術センター青森
助 成:平成28年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業
協 力:青森市教育委員会、南部裂織保存会、北のまほろば歴史館、ホテル山上、Schloss Ringenberg Derik-Baegert-Gesellschaft e.V.、AIRS、青森公立大学芸術サークル

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