マテリアルとメカニズム

2014年10月25日(土)~12月14日(日)10:00-18:00/無料

 

 

青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)では、2011年以降年間を通じたテーマを設けて、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムおよび同時代の芸術家の作品や活動を捉える試みを行っています。2014年度は、「メディア/アート/社会」を年間のテーマとして様々なプログラムを展開しており、本プログラムは春の個展「國府理 相対温室」、夏AIR「Media/Art Kitchen—Reality Distortion Field—Aomori:ユーモアと遊びの政治学」に続く第3弾となります。

秋AIRでは、この「メディア」を芸術における「媒介」という、より根本的な意味で捉えます。芸術家の内なるものが、作品化される過程において、何らかの素材や仕組みが媒介となって外化されます。一方でこの素材や仕組みそれ自体が意味を持っていたり、芸術家の思考を表していたりすることも少なくありません。さらにこれら素材や仕組みは触媒としての役割も担い、芸術家の創作をさらに促していくこともあるでしょう。2014年の秋のアーティスト・イン・レジデンスでは、プログラムタイトルを「マテリアルとメカニズム」とし、制作の場と発表の場が隣接するAIRにおいて、それぞれの芸術家の作品制作における素材や方法論や、その固有の仕組みの提示について考えます。

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ALIMO(アリモ)

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1977年山口県生まれ。2012年東京藝術大学大学院映像研究科修了。孤独なオブジェを繋ぎ、その先にある沈黙によって領土や信仰、所有という、ある二つのイメージの間にある、見えたり見えなかったりする存在の痕跡をヴィジョンとする。「アニメーション・タブロー」という独自の方法論の下、アニメーションの持つ構造からシュルレアリスムの新しい可能性を見出し、それらを実験的に試みている。主な活動にMove on Asia(ZKM/2013年)、第16回文化庁メディア芸術祭・アート部門、第31回バンクーバー国際映画祭、第21回ザグレブ国際アニメーション映画祭、第11回岡本太郎現代芸術賞特別賞受賞。

《開かれた遊び、忘れる眼》アニメーション、黒紙にドローイング、カンバスに油彩、ステレオ/カラー、8分39秒、2012年。

《人の島》アニメーション、カンバスに油彩、コラージュ、ステレオ/カラー、6分32秒、2011年。

リャオ・チエカイ(LIAO Jiekai)

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1984年シンガポール生まれ。アート・インスティテュート・オブ・シカゴ卒業(BFA)。レンズと動画を用い、映画とビデオアートの両方の制作方法を用いながら、土地の隠れた歴史を掘り起こし、見ていることと記憶していることの関係性を詩的に喚起させるような作品を制作。近年は16㎜フィルムの物質性にも着目している。初の長編映画「赤とんぼ」は、全州国際映画祭審査員特別賞を受賞したほか、第12回ブエノスアイレス国際インデペンデント映画祭、第6回サンティアゴ国際映画祭、第34回香港国際映画祭、第13回上海国際映画祭および第23回東京国際映画祭で上映された。

《Bukit Orang Salah》ビデオインスタレーション、20分、2013年。
Commissioned Work, Singapore Biennale 2013, Singapore Art Museum. Collection of the Singapore Art Museum.

《Brother’s Quarters》16mm フィルムインスタレーション、サイズ・長さ可変、2013年。
Winner of Credit Suisse Artist Commissioning Award, President’s Young Talent Exhibition 2013, Singapore Art Museum.

フェリックス・カルメンソン(Felix KALMENSON)

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1987年ロシア生まれ。トロント大学卒業(BArch.)。歴史および国家、制度、組織による進行形の物語の介入や、構築された知識と生きた体験との関係で個を徹底的に再配置する伝達性、視覚化、空間的な機能を担う建築や風景の変容の仕方に関心をもち、それらを建築的・風景的な作品として提示する。主な展覧会に「HLS-F71」(The New Gallery/カナダ)、「Stricky Substance」(Royal Institute of Art/スウェーデン)、「Access/ Disruption」(ZK/U Center for art and Urbanistics/ドイツ)などがある。

《HLS-F71》コンクリート、ラップトップ、スピーカー、ワイヤー、FMトランスミッター、Youtubeプレイリスト、ソフトウェア、ジップタイ、デジタルプリントアーティストブック、2014年。

《Three Monuments》メディアプレーヤー、ヘッドフォン、丸石、PVC、プレクシグラス、モニター、ラップトップ、アーティストブック、2013年。

長坂 有希(ながさか・あき)

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1980年大阪生まれ。国立造形美術大学シュテーデルシューレ・フランクフルト修了。リサーチをベースとし、遭遇した事象の文化、​ 歴史的意義や背景の理解と作者の空想や記憶が混じりあう現実と架空の狭間を行き来する物語世界を作品によって表現する。2014年「Attention Economy」(Kunsthalle Wien/オーストリア)、2013年「Signs Taken in Wonder」(Kunstverein Hannover /ドイツ、MAK Austrian Applied Arts/ Contemporary Art/オーストリア)、2012年「Zauderberg」(MMK Museum fur Moderne Kunst/ドイツ)など海外での展覧会多数。

(c) TAIYA Yuico

《Project T, T for Taut.》、インスタレーション、2010-2013年
(c) Kunstverein Hannover, 2013, Raimund ZAKOWSKI

《冬の夜に一人の旅人が》インスタレーション、2010-2012年
(c) Kunsthalle Exnergasse, 2012, Wolfgang THALER

SM-4文化庁シンボルマーク文字ありPDF

主催:青森公立大学 国際芸術センター青森[ACAC]
助成:平成26年度文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業
協力:青森市教育委員会文化財課、津軽金山焼、DOG GARDEN 青森店、弘前大学動画制作サークルKAGA、AIRS、青森公立大学芸術サークル、ACAC学生サポーター