國府理展 相対温室

2014年4月26日(土)~6月22日(日)10:00~18:00/会期中無休、入場無料

青森公立大学国際芸術センター青森では、2014年度最初の展覧会として、「國府理展 相対温室」を開催します。

1970年生まれの國府は、自動車やプロペラ機など乗り物をモチーフとした作品で知られています。子供の頃の「メカ」に対する憧れを形にしたようなこれらの作品は、実際に動かせるようにも作られており、多くの夢のマシン同様に、構造そのものが作家の世界観を体現しています。近年は、人為的に植生を制御する装置やひっくり返った自動車の裏側に大地が広がる作品など、機械(人為)と自然を対峙させるような作品も多く手掛け、空想科学的な作品は、自然と機械の融和と対立を同時に内在し、空想的な未来像を通じて私たちの現在に様々な問いを投げかけます。

展覧会タイトルは、作品の姿でもある世界と人間の関係を相対的に俯瞰しうる装置としての温室を表しています。圧倒的な新緑の森の中で、自然を考慮しながらも人為的な水平線を強調する安藤忠雄建築のギャラリーの内でみる作品は、作品世界と現実世界が入れ子状になり、生き生きとした実感として立ち現れてくることでしょう。

 

>>プレスリリースはこちら

artists

國府 理 (こくふ・おさむ)

65446_381733218569022_427524800_n

1970年京都府生まれ。「機械」を中心に据えた作品をてがけ、実際に動かすこともできる構造を持った空想的な乗り物としての作品や、人為的に植生を制御する装置(温室)、自動車の裏側やパラボラアンテナに植物を生育させる作品などを発表している。自然と工作された機械の対比は、人と自然の関係性のみならず、あらゆるものの「メカニズム」について考えさせる。

■近年の主な個展
2013 「國府理 未来のいえ」西宮市大谷記念美術館、兵庫
2012 「國府理 ここから 何処かへ」京都芸術センター、京都
2011   「KOKUFUMOBIL:回転する歯車は並行世界の夢を見るか?」チカエコダ 日本大学芸術学部 江古田校舎、東京
2010 「國府理展 Parabolic Garden」アートコートギャラリー、大阪

■近年の主なグループ展
2013 「あいちトリエンナーレ2013」中央広小路ビル、愛知
2013 「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013」六甲山、兵庫('10)
2012 「福島現代美術ビエンナーレ2012」福島空港、福島
2011 「TRA: Edge of Becoming」パラッツォ・フォルチュニー、ヴェネツィア/イタリア

ポートレート撮影:平山 健宣(Setten design)

2013_未来のいえ (800x609)《未来のいえ》 2013年 撮影:表恒匡
西宮市大谷記念美術館での展示風景

 

焦熱の大地+虹の高地 (800x534)(左)《焦熱の大地》2013年 (右)《虹の高地》2008/2013年
「あいちトリエンナーレ2013」での展示風景 撮影 : 怡土鉄夫

 

Typical Biosphere (640x640)《Typical Biosphere》2009-2010年 撮影 : シュヴァーブ・トム

 

主  催   青森公立大学 国際芸術センター青森
助  成   公益財団法人 朝日新聞文化財団