■ 2006年 春のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムのお知らせ
 
 
EPHEMERAL:遍く、ひとつの時
 
 

プログラムデータ | 参加アーティストと作品 | 交流プログラム


 
 

 開館から5年目を迎える国際芸術センター青森でのアーティスト・イン・レジデンス・プログラムは今回で10回目となります。2006年春のテーマは「EPHEMERAL:遍(あまね)く、ひとつの時」。

 エフェメラル、はかなく消え去るものは、夢の中の時間に似ている。そこでは一瞬のきらめきや響きが刺激となって、長いながい物語が編み出される。夢は、ディテールは忘れてしまうものだけど、凄い夢を見たという鮮烈な記憶だけが残される。アートの体験もまた、そのようなものではないだろうか。作品と向き合うとき、無時間としか言いようのない時間がそこには流れている。どこにも属さない時間や空間に投げ出されるような感覚が私たちに与えられるなら、つかの間のひとときは、計り知れない永遠に転化するのだ。「今ここでしかあり得ないもの」が、「いつでもなくどこでもないもの」になる、そんな体験が、あらゆる時間や空間の中に偏在する日常を送る私たちには今、可能と思われるから。
 2006年春のAIR展「エフェメラル 遍く、ひとつの時」には、オーストラリア、フィンランド、そしてニューヨーク、東京から4人のアーティストを招いた。
 彼らの作品によって、つかまえられた瞬間が、どんな膨大な時空間を含んでいるのか、探ってみることができるだろう。

【参加アーティスト】
サーラ・エクストロン(フィンランド)
ホセイン・ヴァラマネシュ(イラン/オーストラリア)
杉浦邦恵 (日本/ニューヨーク)
松井茂 (東京)
【会期】
滞在 :2006年5月15日(月)〜8月11日(金)
展覧会:2006年7月1日(土)〜8月6日(日)
 
 
 
 

【交流プログラム】

 1.アーティスト・トーク
  ◎7月1日(土)オープニングイベント終了後 午後2時〜

 2.参加アーティストによるレクチャー(各回とも、午後2時〜4時)
  ◎7月2日(日)杉浦邦恵「フォトグラム―光の時」

  ◎7月9日(日)サーラ・エクストロン「静物―成長と腐朽の装飾」

  ◎7月16日(日)ホセイン・ヴァラマネシュ「プライベートとパブリック」


 3.松井茂とゲストによるパフォーマンス + トーク「遍く、いつつの時」
  ◎7月8日(土)16:00〜 会場:ラウンジ
   「量子詩と天気予報〜朗読とトーク」
    ゲスト:岩崎俊樹(東北大学教授・地球物理学)

  ◎7月15日(土)14:00〜 会場:エントランス、野外ステージ、ラウンジ
   「純粋詩とサム(作務)アート〜朗読、パフォーマンスとトーク」
    ゲスト:外山紀久子(埼玉大学教授・美学)
         中ザワヒデキ(美術家)

  ◎7月22日(土)14:00〜 会場:未定
   「テキストと運動〜朗読とパフォーマンス」
    ゲスト:ACACのみなさん

  ◎7月29日(土)18:00〜 会場:ギャラリーA、野外ステージ
   「方法詩とその他〜トーク、朗読と音楽」
    ゲスト:篠原資明(京都大学教授・美学,詩人)
         さかいれいしう(声楽家・PreAva)

  ◎8月5日(土)13:00〜 会場:ラウンジ
   「唯一と一般〜朗読とトーク」
    ゲスト:平野千枝子(山梨大学講師・美術史)

 3.松井茂「5日毎当日発表@ACAC」
   松井茂さんとボランティアチームAIRSのメンバー等が、5日毎に
  メールマガジンを配信します。配信ご希望の方は、松井茂さんまでご連絡くだ
  さい。    
□「5日毎当日発表@ACAC」は、50日間限定のメールマガジンです。
□メールマガジンの転送自由です。転送者名を明記の上、各自の良識で行ってください。
□不要な方、重複受信された方はご一報ください。
□本誌は、等幅フォントでレイアウトされています。

□松井茂さんとは・・・紹介ページ
□展覧会期間中に限り、こちらからも「5日毎当日発表@ACAC」をご覧いただけます。また、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム期間中の「量子詩」もこちらからご覧いただけます。

 
 
 
  【参加アーティスト紹介】

■ サーラ・エクストロン Saara EKSTRÖM フィンランド
 1965年フィンランド、トゥルク生まれ。写真、インスタレーション、ビデオ作品において、髪の毛、植物、ミルクといった有機的な素材がしばしば用いられる。また植物、バクテリアの成長と腐朽の過程を実験のように観察し、その成長、生命性、有限性といった生と死の絡み合うプロセスを主題とする。キアスマ・フィンランド現代美術館、アモス・アンダーソン美術館、ハーグ現代美術館ほか。


■ 松井茂  MATSUI Shigeru  日本
 1975年東京生まれ。2001年より純粋詩、2002年より量子詩を発表。 さまざまなアーティストとコラボレーションを続けるなど、ジャンルを横断する活動を展開している。 詩を書く、朗読する行為をパフォーマンスのように、視覚的、聴覚的、身体的な要素と結合して展開する。 本展では地元の子どもたちや、ボランティアグループとの恊働作業による作品を発表する予定。


■ ホセイン・バラマネシュ Hossein Valamanesh  イラン/オーストラリア在住
 1949年イラン、テヘラン生まれ。1973年オーストラリアに移住。イランの伝統的な風俗、習慣、宗教に依拠しつつ、小枝や葉、砂、土、石、火、木など自然の本質的な素材を作品にする。一方で彼の作品には、ペルシャの文化遺産を思い起こさせる部分があり、人と結びついた場所の意味について問いかける。第一回越後妻有アートトリエンナーレ(新潟)参加。



■ 杉浦邦恵 SUGIURA Kunie  日本/ニューヨーク在住
 1942年名古屋生まれ。1967年よりニューヨークに住む。カメラを使わず、 暗室で印画紙の上に物体を置いたり、壁に貼った印画紙の前に人物を配置し、直接光を当て、 シルエットを焼き付けるフォトグラムの手法による写真を制作する。対象は動物や植物など生命力を持ち動くもののほか、 近年ではアーティストのパフォーマンスを撮るシリーズや、建築物を撮るシリーズも展開している。


 

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