アートフェスティバル2009
松村泰三×森田多恵 展
「未 視 感」
光の皮膜・呼吸する箱

2009年9月5日(土)ー 10月12日(月・祝)
主催:公立大学法人 青森公立大学、国際芸術センター青森AIR実行委員会

ACACでは、アートフェスティバルと題し、多様なジャンルの中から建築、自然環境、デザイン、メディア・アートなどに焦点を当てたさまざまな展覧会を開催してきました。 今年は、メディアアーティストの松村泰三による展覧会と森田多恵のワークショップを開催します。お二人は、ともに目に見えない光の存在を色や形に変え、芸術と科学とを行き来するかのような作品を制作。万華鏡の中に迷い込んだような、箱庭の中に連れ出されたかのような不思議な世界で私たちを魅了します。2009年の初秋、大人からこどもまで発見に満ちた体験がACACの森に溢れることでしょう。

 

【展覧会】
松村泰三×森田多恵 展
「未 視 感 ー 光の皮膜・呼吸する箱」

9月5日(土)‐10月12日(月・祝)10:00‐19:00 
ギャラリーA&B [入場無料]

   
  松村 泰三 <surface[2]>2006年 森田 多恵<EPISCOPE II>2002年  
 


 アーティスト・トーク
9月20日(日) 14:00―15:30

アーティストによる作品解説と、制作にまつわるお話をお聞きします。
講 師|松村泰三、森田多恵
場 所|展示棟/ギャラリーおよびAVルームにて 
※申し込み不要。直接会場へ

■ ワークショップ
「呼吸する箱」
9月21日(月・祝) 13:00―15:00

のぞいて見ることと、投影とが両方出来る、不思議な箱をつくります。出来上がった箱は、展覧会期間中ギャラリーBに展示します。
講 師|森田 多恵
場 所|展示棟/ギャラリーB
定 員|20名(要申し込み)(小学生以下は保護者同伴)
材料費|無料

<松村 泰三> まつむら・たいぞう
1964年青森県生まれ、山形市在住。90年 筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修了。現在、東北芸術工科大学映像学科准教授。第18回現代日本美術展大賞を受賞。《光の箱》などを作るワークショップを開催。簡易な仕組みでありながら、光学原理や映像機器の基本システムを応用し、見て、触れて、五感で体験する作品を発表している。

<森田 多恵> もりた・たえ
1967年兵庫県生まれ、山形市在住。97年 京都芸術短期大学専攻科修了。視線と視覚をテーマとした作品を発表。のぞき箱や球体のスクリーンなど、さまざま視覚効果を用いた装置のような作品を制作。光や映像の効果によって、走馬灯や幻灯のように可視と不可視の境界をゆらぐような、柔らかく、おぼろげな世界を作り出している。

 
 
 
 

その他のイベント

【ワークショップ】

■ 「草花の造形‐森の植物で遊ぼう」
○1回目)8月29日(土)13:30〜16:00
○2回目)8月30日(日)10:30〜12:00

講 師|木村紫香、寺山しょう=(日に章)園、龍生派 青森支部、五所川原支部のみなさま
定 員|各20名(いずれか1日、あるいは両日参加可。要申し込み)
申込締切|8月27日(木)
材料費|1回 500円 

ACACの森を散策しながら採取した草花、枝などを使って自由な造形作品をつくります。

 
 


鏡に描こう/境界を描く
〜ガラスエッチングの技法
 
9月13日(日) 10:00―16:00  
ガラス(鏡)を腐食させる磨りガラス加工の技法を使った作品づくりに挑戦。森の中で見つけたイメージを描いてみます。

講 師|船井 美佐(画家) 
場 所|創作棟/ワークショップ室
定 員|20名 (要申し込み)
申込締切|9月7日(月)
材料費|500円

(ふない・みさ)1974年京都府生まれ。東洋思想や日本画をベースに、壁に描かれた線描画やアクリルブロックを使い、二次元の空間に有機的な形態が連なり、反転 し、増殖する世界を描き出し、意識と無意識の狭間に揺さぶりをかける。2007年国際芸術センター青森アーティスト・イン・レジデンス・プログラム「裏糸」参加。

 
 

【展覧会】

■ 「いけばな龍生・野外展」
2009年8月29日(土)・30日(日)10:00ー17:00 入場無料

「植物の貌(かお)」という考え方を基礎とし、自由で感性豊かな「いけばな」をめざす龍生派による野外展を開催します。

場 所|展示棟・水のテラス、ほか周辺
主 催|龍生派 青森支部、五所川原支部


 
 


【ダンス公演】

「痕跡と忘却の波紋」
2009年9月19日(土)・20日(日) 
開場18:00 開演18:30 (2回公演) 入場無料
青森で活躍する期待のダンサー、加藤範子を中心としたDance-tectによる公演。太宰治の<存在>をコラージュしながら、その作品世界に接近。太宰の痕跡と忘却の波紋から、人間の存在について問う意欲的なダンス作品を公開する。

場 所|展示棟・水のテラス
主 催|加藤範子+Dance-tect
ダンサー/瀬川貴子、サシャ・ウェルシュ(Sasha Welsh)、加藤範子
音楽|片山泰輝
舞台・映像監督|工藤冊絵
照 明|佐藤牧人
舞台美術|萱森由介(りんご屋)



《luna forest》公演より(2008年)
 
 
 

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