■ 2009年 秋のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムのお知らせ
 
 
 ■ 2009年 秋のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムのお知らせ
 
 
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プログラムデータ |  参加アーティストと作品 |  交流プログラム |  NOW on A.I.R.


 
 

 Homeは、共同体の最小単位である家庭としての「家」だけではなく、さまざまな意味を含み持ちます。政治的なつながりとしての「国家」、帰るべき場としての「故郷」、なにものかが発生した地としての「出発点」、概念的なグルーピングの結果のおける「こちら側」、あるいは「精神の安住の地」など。それはこの世に立つ人間が社会をつくり、その境界を客観的に理解したときから始まる概念といえます。それゆえに例えば「Home」の喪失は、単に物理的に住居を失うこと以上の、複雑な局面と深い意味をもつのでしょう。今回のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムでは、この「Home」を手がかりに展覧会を構成します。

【参加アーティスト】
 呉 夏枝 OH Haji(大阪)
 大西 康明 ONISHI Yasuaki(大阪)
 コーネリア・コンラッズ Cornelia KONRADS(バード・ミュンダー/ドイツ)
 パク・へイス PARK Hyesoo(ソウル/韓国)
 

【会期】
 滞在;9月24日(木)〜12月19日(土)
 展示;11月14日(土)〜12月13日(日) 午前10時〜午後7時
 *会期中無休・入場無料

 
 

 
 

【関連イベント 】

*オープニング・レセプション(コーヒーサービスあり)
11月14日(土)午後1時30分〜  展示棟ラウンジにて

*アーティスト・トーク(参加アーティストによる作品解説)
11月14日(土)午後2時〜3時
ギャラリーA&Bにて(申込み不要。直接会場にお越しください。)
             
*レクチャー(それぞれの作家がこれまでの作品や作品制作の意図についてのスライドレクチャーを行います)
※申込み不要。直接会場にお越しください。)
11月23日(月・祝)パク・ヘイス レクチャー&アートプロジェクト
「あなたの香りを尋ねます」(スライドレクチャーの前に、アーティスト調香によるその人個人の香りを作るアートプロジェクトを実施します)午後2時〜4時
11月28日(土)呉夏枝(オ・ハヂ)レクチャー
「記憶をつなぐ―自作より」午後2時〜3時
11月29日(日)コーネリア・コンラッズ レクチャー
「上がることと落ちることの間に―とある風景の中の彫刻」午後2時〜3時30分
12月12日(土)大西康明 レクチャー
「作品について 手がかりをつくること」 午後2時〜3時
*ファミリーワークショップ
 
「写真を使って家族時計をつくろう!」講師:パク・ヘイス
※11月27日(金)午後5時までにお申込みください
12月5日(土)午後2時〜午後4時 
定員20名(要申込) 参加費800円
ご自分の家族写真をコラージュしてオリジナルの家族時計を作ります。 
*大人の方お一人でもご参加いただけます。

*学芸員による作品解説 (申込不要。直接会場にお越しください。)
12月13日(日) 午後2時〜3時

*アート・ドキュメンタリー映像上映
「The Gate (入り口)」2004年(約40分) 
アントワーヌ・ドゥ・ロー監督、コーネリア・コンラッズ出演
12月13日(日)1.午前11時〜 2.午後3時〜 3.午後5時〜


↑パク・ヘイス「あなたの香りを尋ねます」参考写真



↑ファミリーワークショップのイメージ

 
 

 
  【参加アーティスト紹介】
■呉 夏枝 OH Haji (大阪)
1976年大阪生まれ。京都市立芸術大学美術研究科博士課程在籍中。主に布を用いて、刺繍・染織という手法により作品を制作し、布を媒介として、自己と他者、他者と社会の関係を表象しようとする。呉は民族服を対外的な帰属性と各民族の意識と知恵が集約されているとみなし、これまで韓服を用いた作品も多く発表してきている。2005年「ZONE―poetic moment--」(トーキョーワンダーサイト/東京)、2006年「√root―わたしの中の日本的なものー」(法然院/京都)、2008年「HIROSHIMA ART DOCUMENT2008」(旧日本銀行広島支店/広島)ほか。
 
《不在の存在》2008年

■大西 康明 OHNISHI Yasuaki (大阪) 
1979年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。目に見えることや見えないことに対する関心から、光や接着剤を使用し、空間に浮かぶ微細な光や動きの線を作品として作り出していく。2007年第10回岡本太郎現代芸術賞展・太郎賞受賞。2005年個展「呼吸星雲」(INAXギャラリー2/東京)、2008年「大開眼界 Eyes―Curiousity―Japanese Contemporary Art」(Soka Contemporary Space/台北・台湾)ほか
 
《restriction sight AAC》2007年

■コーネリア・コンラッズ Cornelia KONRADS (バード・ミュンダー/ドイツ)
1957年ドイツ・ヴッパータール生まれ。エッセン大学で哲学とドイツ文学を学んだ後、ヒルデハイム大学で応用芸術と文化学を学ぶ。これまで病院、難民キャンプ、拘置所などでも芸術活動を行ってきた。近年は場所を重視した野外彫刻を制作しており、その場所にある建築物、地形、歴史、植生などを調査した後、通常の風景に何か異質な要素を介入させることにより、予期された日常的な秩序をずらしていく。2005年「KAIR‐神山アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」(徳島)、2007年「關渡国際野外彫刻展」(關渡自然公園/台北・台湾)ほか
 
《木のある静物》2008年

■パク・ヘイス PARK Hyesoo(ソウル/韓国)
1974年韓国、ソウル生まれ。梨花女子大学、彫刻科修了。日常の小さな疑問に耳を傾け、そこから作品へと展開していく。今回は、ここ青森で出会ったさまざまな人々の個性、個人的な物語、その断片を録音や書き取りによって採取し、それを作品に取り入れていく予定。2007年「Art Process Trapani 2007」(Palazzo della Vicaria, Trapani in Sicily, Italy)、2009年「International Incheon Women Artist’s Biennale」(仁川/韓国)参加ほか。
 
《美しき悲しみ》2007年
 
 

 

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